takanikoniko’s blog

本とお出かけと時々ドール。

勝者は代償を払ったが、敗者には地獄しかなかった! ロバート・B・ライシュ「勝者の代償」感想。

ロバート・B・ライシュ

「勝者の代償

 

勝者の代償―ニューエコノミーの深淵と未来

 

 

を読んだよ!

 

著者であるロバート・B・ライシュさんはアメリカ合衆国クリントン政権下、第32代労働長官を務めた方です。

そんな人が、アメリカの経済の動き、富裕層と貧困層の二極化等について

考察したのがこの本です。

「勝者の代償とかなんやねん…」と思って読み始めましたが、

それについては「一理あるな」となりました。

しかしそれ以上に「敗者には地獄しかねえじゃねえか!」という事で

非常に読むのがつらい本だった…。

まじでどうするんだよ世界!

何が世界を変えたのか

ぶっちゃけて言えばインターネットが悪い。

今使っているこのインターネットが悪い。

インターネットが発達する事で、

いつでも・どこでも・だれとでも良い取引ができるようになった。

それはつまり「気に入らない取引相手はすぐに切れる」ということでもある。

同時に「常に気に入られていなければならない」という事でもある。

故に、「常に新しいサービス、良いサービス」を作り続けなければならない。それも「もっと早く!」である。

それはつまり働き続けなければならないということと同義なのだ。

やってられるか!しかしやらねば死なのだ…。

Googleのオフィスや社員食堂が綺麗なのは策として当然

少し前にGoogleの社員食堂が凄すぎると話題になりましたが

togetter.com

GoogleみたいなIT企業のオフィスや社員食堂がなぜ綺麗なのか。

これも【「気に入らない取引相手はすぐに切れる」ということでもある。

同時に「常に気に入られていなければならない」という事でもある。

故に、「常に新しいサービス、良いサービス」を作り続けなければならない。それも「もっと早く!」である。】

というのと関わりがあると言えるでしょう。

つまり連続して新しいサービス・製品を作り続けるという行為は、

巨大な官僚的組織には向いていない行動であり、

変人と精神分析家からなる小さな企業グループが有利である

(中略)

彼らは仲の良い友人たちと過ごす時間と同じくらい快適であるときに、

最も創造的であり、自発的となる傾向があり

ということなので、速度が重視され常に新しいものを作り続ける事ができるように

あのようなオフィスにしているのでしょう。

「勤続○○年とか無能wwww」で済めばいいが…

昨今、会社は人を減らすためにリストラをするし、若手はすぐに辞めていく…

等と嘆いている人も多かろう。

はっきり言って「お互い様」であり、どちらが悪いと簡単に決められるものではない。

確実なのは「クビにするのもやめるのも日常的な事」になりつつあるという事だ。

それはつまり雇う側にとっても雇われる側にとっても「良い取引」

(=安い人件費と高い給料)を求めての事だから当然と言えるかもしれない。

しかしこうなってくると「勤続○○年」という肩書が危ういものとなる。

それはつまり「ヘッドハンティングされなかった」「向上心の欠如」とみなされかねない。挙句に「何らかの欠陥があるのではないか」とまで言われるだろう…。

なんてこった!

本質的な贅沢?それができなきゃ「気配り」を売れ!

「本質的な贅沢」なんて単語を前にするとすぐに「コレだ!」と返すのは難しい

ように思いますが、筆者はあっさりと

本質的な贅沢とは、自分のために他の人間がその時間を

惜しみなく使ってくれる、ということである

それは同時に、贅沢ができない人間は他人のために時間を使わないと生きていけない

ということでもあります。

これを筆者は

個人的な気配りを売っていくことになる

としています。

これは「AIに仕事が奪われる!」という考え方のさらに先を行くものと言え、

「AIに代替されない仕事」としてあげられる職業の筆頭である介護・福祉などは

まさに「気配り」を売る仕事と言えるでしょう。

ただ同時に、それらは高給な仕事ではありません。なぜなのか。

第一に、比較的生産性の低いサービスである。

どうやったって対象が少ない。

例えば老人ホームなどでは月額15万~20万くらいだ。

kaigo.homes.co.jp

これで何人の従業員を養えるだろうか。

第二に、労働供給が増加している

これは企業が求人を減らしたり、AIなどを使う事で人がいらなくなったり、

共働きなどで常に人が流入しているからだそうだ。

しかし、人口減少などを考えると、日本では少し当てはまりにくいのではないか。

第三に、個人的な気配りをするという仕事は社会的にそれほど高く評価されていない

元々が無報酬であり、してもらって当然だと思われていた仕事が多いので、

評価が高くなりにくいのだそうだ。

結局、勝者は何を代償としているのか?

個人単位で言えば長時間の労働・家族との時間・常に動き続けなければならない…

という程度でしょうけれど、社会全体でみれば「分断された世界」と言えるでしょう。

早い話「世界を食いものにしている」と言えます。

まあ当人たちにとっては「何が悪いwwwwww」とか「やらないとかダサwwww」

とか「身の程しれよwwww」くらい心の底からバカにできるんでしょうけど。

はっきり言って読むのつらいし、いい気分にならないし、お先真っ暗な事しか

書いてないから人に勧められないんですけど、今後の社会を考える上では大切な

本だと思うので、少しずつでも読んでもらえたらいいかなと思います。

 

 

 

勝者の代償―ニューエコノミーの深淵と未来

勝者の代償―ニューエコノミーの深淵と未来

 

 

 

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博物館収蔵室より 「標本の本」感想。

 

「標本の本―京都大学総合博物館の収蔵室から

 

標本の本―京都大学総合博物館の収蔵室から

 

 

 

を読んだよ!

 

 

博物館は入館料などを払って見るのが一般的ですが、「表」には出ていない

膨大なコレクションが納められている「収蔵室」などがあります。

この本は京都大学総合博物館の収蔵室と、そこに納められている物についての

写真集と言えます。

www.museum.kyoto-u.ac.jp

 

以前読んだ

takanikoniko.hatenablog.com

こちらとは対象が「標本」という点では少し似ています。

BONES」と「REAL BONES」が標本とその造形に対して主眼を置いていますが、

今回の「標本の本」は標本と博物館の機能に対して主眼を置いていると言えるでしょう。

 

本の内容ですが、「標本の本」というタイトルどおりに陸・空・海を問わず

様々な動物・植物・鉱物の標本や教育用の模型にスケッチの写真が納めれており、

それぞれにコメントがつけられています。

コメントは「この動物は~」という生物に対してではなく、もうすこしエッセイに

近い感じで書かれています。

そのため、読んでいても「分けが分からない…」というような事にならず

すらすら読めます。

 

そしてこの本が所謂写真集で収まらないところが、最終章として

実際に標本をつくる過程が書かれているところです。

河川敷に罠を仕掛けてネズミを捕獲して剥製にしていく過程が

写真とスケッチによって描かれています。

「それやるんだ…」と思ったものの、「それ」なくして標本も存在しないのだから、

「標本の本」としてはある方が良いと思います。

 

 

剥製や骨格標本の写真もあるので、苦手な人もいるでしょうから

気軽にお勧めしにくい本なのですが、博物館好きな人であれば楽しめるでしょう。

新装版も出たみたいなので気になる方はどうぞ。

 

新装版はこちら。

 

今回読んだのはこっち

標本の本―京都大学総合博物館の収蔵室から

標本の本―京都大学総合博物館の収蔵室から

 

 

 

  

 

 

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彩華ラーメン食べてきた!

彩華ラーメン食べてきたよ!

www.saikaramen.com

奈良を中心に、近畿圏にお店を出しているラーメン屋さんです。

数年前に奈良で食べておいしかったので、また行こう…と思っ早数年。

大阪から行くのはちょっと遠くて行けずじまいだったのですが、

上本町にお店があるというので行ってきました。

さて何食べよう…とメニューを見たらいきなり「?」を浮かべたのですが、

メニューに書いてあるサイズが「小」と「大」しかないんですよ。

え、「中」は?「普通」は?と思って聞いてみたところ、

「小」=「普通」だそうで…。素直に「普通」か「大」だけにすれば良いのに。

 

お金もないので、潔く「彩華ラーメン」だけを注文。

 

出てきたのは、白菜と豚肉の入った少し辛みがきいた醤油ラーメン。

辛さはちょうどよく、麺は細めで食べやすくて美味しかったですよ。

テーブルの上にはにんにくの入った壺と辛みその入った壺が置いてあるので、

「もっとにんにく!」「もっと辛く!」という人でも安心です。

 

数年ぶりに食べましたが、変わらぬ味が食べられて嬉しかったので

また行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

筋肉(を増やすための運動)がすべてを解決する! ジョン・J・レイティ 「脳を鍛えるには運動しかない!」感想。

ジョン・J・レイティ

「脳を鍛えるには運動しかない!

 

脳を鍛えるには運動しかない!  最新科学でわかった脳細胞の増やし方

 

を読んだよ!

 

少し前に「筋肉はすべてを解決する!」みたいな話を聞きましたが、

「嘘やろ…」と疑ってました。

でもこの本を読んだら、「あながち嘘でもないかもしれん」という気になりましたw

完全に手のひら返しましたねw

 

この本は最初から最後まで「運動をすると脳にいい」という事をこれでもかと

書いてあります。

ほんとにこの一言で済む事を、研究とその結果を示して説得していきます。

 

じゃあ「どうして脳に良いのか」って話なんですが。

人類の進化は走って獲物を狩り、休んではまた狩りへ…という狩猟生活を送って

来ました。

定住してほとんど動かない生活なんて、進化の歴史に比べてたら最近の話なんですね。

そのため、肉体と生活のずれが脳にとってよくない事になっているというのです。

常に脳にダメージを負わせているというのです。

つまりは成長するか衰退するか、活動するかしないか、という事だ。

元来、わたしたちは体を動かすようにできていて、

そうすることで脳も動かしている。

学習と記憶の能力は、祖先たちが食料を見つけるときに頼った

運動機能とともに進化したので、脳にしてみれば、

体が動かないのであれば、学習する必要はまったくないのだ。

そこで、「体を動かすことで脳に適切な負荷をかけてやろう」というのが

この本の趣旨です。

 

俺が「筋肉はすべてを解決する」という台詞に対して手のひらを返したのも、

このポイントですね。

すなわち、「筋肉”をつけるための運動”が全てを解決する」ということです。

 

実際に全てを解決するかどうかはともかく、「運動が脳にいい」というのは

信じました。じゃあどんな運動をすればいいんだ?って話なんですが。

これがちょっと不親切というか、膨大な説得にたいして「すべきこと」の

情報が少ないんですよね…かなり探さないと見つけにくいです。

「何をすればいいか」を知るには別の本を探したほうが良いと思います。

 

「運動なんかしたくねえ!」という人を説得するには良い本だと思いますが、

「よっしゃあ!運動してやる!」という人には向かない本ですね。

 

脳を鍛えるには運動しかない!  最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 31人 クリック: 757回
  • この商品を含むブログ (75件) を見る
 

 

 

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【書評】テスト前でもなんとかなる! トレーシー・アロウェイ ロス・アロウェイ「脳のワーキングメモリを鍛える!」感想。

トレーシー・アロウェイ

ロス・アロウェイ

「脳のワーキングメモリを鍛える!

 

脳のワーキングメモリを鍛える!  情報を選ぶ・つなぐ・活用する

 

を読んだよ!

 

脳トレとかの分野で時々聞く単語、「ワーキングメモリ」。

長期記憶でもなく短期記憶でもなく、脳が作業するときに使われる領域や動きなどを

さす言葉ですね。

それを鍛えよう!というのがこの本です。

 

365ページほどでそれなりに厚みがありますが、超やさしい本です。

大きく分けて3ブロックになっていて、

①ワーキングメモリはこんな事をしているよ。鍛えるといいことがあるよ。

②ワーキングメモリはこういう風にできているよ。鍛え方はこうだよ。

③全部読むのがめんどくさい?じゃあ鍛え方だけをまとめたよ!

こんなふうにきっちりと分けてくれています。

365ページも読んでいられるか!って言う人は、最後の③だけを読めばいいですよ。

 

それにしても以外なのは、

疲弊しきっているときに新たな運動を覚えるのは、

一連の動きを脳に焼き付ける最善の方法の一つだ。

え、疲れてるときがいいの?

感覚としてはどうにも納得がいかないのですが、疲れているとワーキングメモリが

弱くなって、直接動きを脳に叩きこめるとか…マジかよ。

それから

フェイスブックのメンバーである期間が長ければ長いほど、

ワーキングメモリが強化されていることが分かった。

…?どういうことだ?と思ったら、ざっくり言うと

「相手の投稿に適切なコメントをする」というのはワーキングメモリを活用する行為

らしい。…あーわかる。ツイッターだって「なんてコメントしよう?」とか

考えると割と頭使うよね。

それからゲーム。

以前読んだ

takanikoniko.hatenablog.com

には ゲームには良い効果があるみたいに書いてありましたが、

こっちの本だとワーキングメモリに対してどのような効果があるか、

より細かく分析されています。

テトリスのようなシンプルなゲーム、脳トレのようなゲーム、戦略を考えるゲーム

の3つに対して研究されています。

残念ながら「脳トレにはワーキングメモリを改善する」という証拠がないというね…。

 

で!

 

テスト前でもなんとかなる、手っ取り早く強化する方法

試験数週間前と前夜・試験当日に分けて書いてくれてるのでやるといいよ。

まあ「ピザを食うな」みたいにそもそも食わねえよ!みたいなやつとか、

「裸足でランニングしろ」とかちょっと無理かな…と思うやつもあるけど!

頑張ればできるのは

試験一週間前から、最低、七時間から九時間の睡眠をとる

とか、

試験当日には

目を閉じ、片脚で立ち、バランスをとる。

緑茶を一杯、飲む(もしくはコーヒー)。

試験中、すぐに答えが思い浮かばないときや集中できないときには、

いたずら書きをする。あるいは、足で静かにリズムを取り、

その拍子を頭に送る。

とかやると良いらしいのでお試しあれ。

でも、テストは日ごろの行いが一番の対策だからな!

 

そんなわけでワーキングメモリを鍛えるための情報がひとまとめになっているので、

興味がある方、ちょっと頭を良くしたい方などはお勧めしておきます。

 

 

 

脳のワーキングメモリを鍛える!  情報を選ぶ・つなぐ・活用する

脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する

 

  

 

 

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鏡の向こうに映る人間が自分だといつから思っていた? ルネ・ザゾ「鏡の心理学」感想。

ルネ・ザゾ

「鏡の心理学

 

鏡の心理学―自己像の発達

 

を読んだよ!

 

「鏡の心理学」というタイトルだけ見るならば、

「私はこうなんじゃないか?」とか、「本当の私はこうなんじゃないか?」的な

分かりやすい心理学を扱う印象を受けます。

しかしこの本はそんな分かりやすいやつではなく、

実験と分析を繰り返し結論にたどり着くガチな方です。

この本は筆者が抱いた一つの疑問、

「なぜ赤ちゃんは鏡に映った自分を自分だと分からないのだろうか?」

から始まります。

 

鏡に映った自分を「自分だ」と認めるのはいつからなのか。

どの様な理由でそう判断できるのか。

鏡映っている世界は存在しないとして考え、回り込まなくなるのはいつからか。

こういった疑問に対しての研究・論文がまとまったのがこの本です。 

全体の6割がいくつもの実験とそれに関する考察、残り4割が総括に充てらいます。

実のところ、読んでる途中で何度か寝ました…。

 

まあそんな感じなので、興味のない人にはトコトン面白くない本なのですが、

筆者と同じような疑問を抱いた事がある人はどうぞ。

 

鏡の心理学―自己像の発達

鏡の心理学―自己像の発達

 

 

 

  

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これは別に読まなくても良いんじゃないかな… マイケル・ボルダック「目標を達成する技術」感想。

マイケル・ボルダック

「目標を達成する技術

 

目標達成する技術

 

を読んだよ!

 

まずは副題も含めた、この書のタイトルをご覧ください。

1063人の収入を60日で41%アップさせた目標を達成する技術 どんな目標も達成できる

「成功の心理学」

 …冷静に考えたら割と胡散臭いぞ…。

これに引っかかった俺、「幸福を呼ぶ魔法の壺」とか買いそうだ…。

 

さて中身ですが。まあ多分これまで自己啓発系の本を読んできた人ならば

「どこかで読んだことある」ってなるやつです。

新しい情報ってそんなにないんじゃないかな。

 

人間の目的を

①確実感

②不確実感

③重要感

④つながりと愛

⑤成長

⑥貢献

と分類し、「人間は不確実感を求める」としたのはまだ新しいかなあと思っていた

けど、これも「退屈を嫌うとか」「スリルや変化を求める」的なものなので

そう新しくもなかった…。

 

そしてやることと言えば

 

①人生に感謝してテンションをあげ、

②成功した自分をイメージして、

③気合を入れる台詞を連呼する

 

のお決まりの三つ。 いやホントこの本二番煎じどころじゃないだろ…。

 

本屋に行けば同じような事を書いたやつがすぐに見つかると思うので、

この著者や出版社にお布施する気があるならお勧めします。

そうでなければ別のものでも問題ないでしょう。

 

…ところで、
takanikoniko.hatenablog.com

 こっちの本の著者は色んな人に喧嘩を吹っ掛けているのですが、

今回の本の著者は「喧嘩を吹っ掛けられた側」の弟子だった事に気がついた

のは読んだ後だった…。

 

目標達成する技術

目標達成する技術

 

 

 

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【挫折しました】 テンニエス「ゲマインシャフトとゲゼルシャフト」感想。

テンニエス

ゲマインシャフトゲゼルシャフト

 

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト―純粋社会学の基本概念〈上〉 (岩波文庫)

 

 

を読んだよ!

といっても途中で挫折したけどな!

さてこの本、多分教科書で紹介されるけど絶対に読まない本のうちの一つだと思う。

うん、これ無理!難しくて読めんわ!これ読める奴なら教科書とかあっさり突破する

レベルの奴やで…。

ちゃんと読もうと思ったら年単位でかかる。

それも付箋とかマーカーとかじゃなくて、ばらして書き込みするとかしないと

太刀打ちできない類のだ。

一応上下巻合わせて125節あるうちの40ほどは突破したのでその部分だけで

語るならば、この本に書かれている考察は今でも通用すると思う。

読み切って損はないけれど、すっごい大変だろうなあ。

 

あ、転売屋とかが嫌いな人は第1編第2章36【購入と売却意思―労働力の価格】

だけでも読むといいよ!

 

 

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト―純粋社会学の基本概念〈上〉 (岩波文庫)

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト―純粋社会学の基本概念〈上〉 (岩波文庫)

 
ゲマインシャフトとゲゼルシャフト 下―純粋社会学の基本概念 (岩波文庫 白 207-2)

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト 下―純粋社会学の基本概念 (岩波文庫 白 207-2)

 

 

 

 

 

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スマホでVRやってみたけどもうやらない!

 

皆もすなるVRというものを我もしてみむかとてするなり

……

………

皆がVRすげええとか言ってるのうらやましかったからちょっとやってみようと

思っただけだよ!

でもお金ないからスマホでやるやつにしてみたんだけど、

感動した!技術すっげえ!

でも、

失敗した!

という結論にいたった次第なんだ…。

まあ本格的なやつは無理なので、スマホを使って体験するやつにしたわけなのだ。

 今回はこれね。

グリーンハウス VRゴーグル 3.5-6.5インチのスマホ/ARコンテンツ対応

グリーンハウス VRゴーグル 3.5-6.5インチのスマホ/ARコンテンツ対応

 

まあ日本橋をぶらついてたら予算的にこれしかなかったんだけど。

amazonで買えよって?スマホのサイズが合うか怖かったんだよ!

 

で、試した結果…うん、凄いわこれ。 

ほんと没入感が凄い。セットした瞬間本当に別世界にいった感じがする。

イヤホンして音まで遮断したら現実世界の感覚が入ってこない。

ホントに凄い。

少し前に話題になった、

togetter.com

これも自分がVRを体験するまでは「そらそうやろ」くらいに思ってたけど、

今なら「マジやわ…」ってなってる。うん、本当に危ないと思う。

ソード・アート・オンラインを筆頭に「ゲームの中で死ぬと現実でも死ぬ」

というのは色々あると思うんだけど、ハード的な仕組みが無くても死ぬんじゃ

なかろうか。

 

でも個人的にはVRは気に入ったので、いつか空を飛ぶやつとかやってみたいと

思ってる。

でもなあ…。

今回の「スマホVR」自体は失敗した!

気に入らなかった点その①・重い。

これ、ホントに重いのよ。重心がどうしても顔よりも前に来るので常に首が下がるし、

姿勢を保とうとすると使ってる間は首に負担がかかる。

長時間この姿勢はつらい。

気に入らなかった点その②・スマホに負担がかかる。

 今俺が古いスマホxperia z3)を使ってるせいかもしれないが、

バッテリーの消耗が速い速い。少し使っただけで5%とか減る。

おまけに発熱が凄い。

一回目なんて熱くなりすぎたせいで強制的にいくつかのアプリが停止したからな。

これでは長時間使うのは無理だ。

 

つまり。

VRは凄いがスマホでやるな!

という話ですよ。

俺は今回試してみたので、次やる時はガチなやつでやります。

 

君たちはどうしてそんなに「ポジティブ」なんだ? バーバラ・エーンレイク 「ポジテイブ病の国、アメリカ」感想。

バーバラ・エーンレイク

「ポジティブ病の国、アメリ

 

ポジティブ病の国、アメリカ

 

を読んだよ!

この世には数多の自己啓発本がありますが、有名どころだと

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

 

 とか

 とか

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

 とか

ザ・シークレット

ザ・シークレット

 

 とかがありますが、大抵は

「ポジティブに考えると全部うまくいくよ!」

って話。しかも全部アメリカ。…君らほんとに「ポジティブ思考」好きやな!

そんなところに、

「どうしてアメリカはポジティブ思考が好きなんだ?」

と突っ込みを入れるのが今回の

「ポジティブ病の国、アメリカ」

です。

著者いわく

アメリカ人にとってポジティブであることは、気分や状態というよりも

イデオロギー―世の中をとらえ、そのなかでどう機能するべきか考える

さいの拠りどころ―の一部だからである。

 だそうで。

そりゃ好きなはずだわ…いや、好きというよりも

「ポジティブでなければならない」と魂に刻みこまれているというべきか。

「和を乱すものはよくない」と日本人的が考えるのと同じレベルで、

「ポジティブでなければならない」とアメリカ人は考えているらしい。

 なるほど。

で、この考え方の最大の危険性は

ポジティブ志向の裏を返せば、容赦なく個人の責任を強調されると

いうことだ。つまり、事業に失敗したり職を失ったりしたときに、

努力が不十分だったとか、成功への確信が不十分だったなどと

されてしまうのだ。

おおう…。容赦ねえなあ。

最近は日本でもこういう感じで責任を追及されますねえ。

こんなところまでアメリカ流にしなくてもいいのに。

自分の周りからネガティブを追い払え?…なにを言ってるんだ?

「ポジティブでありたければ周りからネガティブな人や情報を遠ざけろ」

とはこの手の本にはよくあるパターンですが、「ちょっと待てよ」と

著者は突っ込みを入れます。

心のパワーがほんとうに「無限」であるならば、自分の人生から

ネガティブな人を追い払う必要すらないではないか。

たとえば、相手の行動をポジティブにとらえることもできる。

彼は私のためを思って批判するのだとか、彼女は私への好意に

気づいてもらえないから不機嫌なのだとか。

ネガティブな人やニュースを排除するなどして環境を変えるべきだと

アドバイスするのは、我々の願望にまったく影響を受けない

「現実世界」が存在すると認識しているからこそである。

つまるところ「ポジティブに考えればすべてうまくいく」と言っておきながら、

「どうする事も出来ないものがある」という事を認めているのだ。

”すべて”って何なんでしょうねえ!

職場にポスターは貼ってありますか?

時々話題になるこの会社。

www.motivation-up.co.jp

こういう商品に対して見事な言い返しをしている人がいます。

「美しいポスターと気のきいた格言くらいでやる気が出るならば、

あなたの仕事はとても簡単なのではありませんか。

そのうちロボットにもできるようになるような」

つらい時に笑えないような人は赤ちゃんである

いくらアメリカ人がポジティブ思考だからといっても、「常に」というわけでもない。

泣きごとを言いたい時もある。

それに対して、ポジティブ思考の著名人のアドバイスはもはや鬼である。

「ひどく惨めなときには陽気に見せることなどできない」

という内容の手紙をもらったときには、

「無理にでもそのふりをしなさい」と返事をするという。

また、職場の「変化」―概してリストラの事である―に関する

彼女のアドバイスはこうである。

「どうにかして対処なさい、大きな赤ちゃん」

いやほんとに鬼だ…。いくらなんでもこれはないだろう。

 

まとめ

「ポジティブ」という思考・主義がどの様にアメリカを動かしているのか

アメリカ人の心にあるのか、その実体と危険性を書いた本であって、

その意味では「アメリカ人そのもの」の解説の一つとも言えるでしょう。

面白いといえば面白いんですけど、以前読んだ

takanikoniko.hatenablog.com

 に比べると、学問に近い感じがするので読みにくいかな…。

もしかしたら、アメリカ人を理解する目的の一つの方法として読んだ方が

良いのかもしれません。 

ポジティブ病の国、アメリカ

ポジティブ病の国、アメリカ

 

 

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