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【書評】それは”コミュ障”なのか? 印南 敦史『人と会っても疲れないコミュ障のための聴き方・話し方』感想。

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印南 敦史

『人と会っても疲れない コミュ障のための聴きか方・話し方』

 

を読んだよ!

 

  

ざっくりまとめ

僕はこの方法で”コミュ障”から脱出しました!あなたも脱出できます!

もうちょっと詳しく

オフ会にいって3時間近く誰とも喋らなかった俺による、コミュ障脱出本を読もう!

シリーズ第二段

「人と会っても疲れないコミュ障のための聴き方・話し方」でございます。

こちらは、筆者による「僕はこの方法でコミュ障を脱出しました!」です。

「研究者による研究まとめ」ではなく、「筆者の経験まとめ」であるのは

第一弾とは違う点ですね。

第一弾はこれ。

 

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この本はコミュ障にやさしくない

こういう本の大抵のパターンは「あなたはそのままでいいんだよ」とくるのが

王道ですが、この本はいきなり

「コミュ障」だからと相手に伝えることは、自分にとっての一時的な

慰め以外のなにものでもない

と斬り捨てます。

おまけに

コミュ障アピールを続けたら、やがて「ちょっとめんどくさい人だな」

というような、おかしな違和感を不思議ではないでしょう。

さらに

「自分はコミュ障なんだから、人とうまく話せなくても仕方がない」

という考え方は、ただの言い訳に過ぎない。

容赦ねえな!

 

陽キャにもやさしくない

「コミュ障ってー根暗でーオタクでーキモくてー」で、

「いや俺陽キャだからー」とかが

俺の貧相なボギャブラリーにって脳内で会話が行われているのですが。

もしも100%「陽キャ」な要素しか持っていない人がいるとしたら、

その人のほうがよっぽどヤバい

君がのび太なら、ジャイアンと対峙した時にどう思う?

さて、一つのテクニックとして

苦手な相手の「優しい人」像を勝手にイメージする

というのが紹介されています。

ざっくり言うと

”「目の前のおっちゃん、怒鳴ってるけど家では肩身狭いのかもな」と

勝手に目の前と違う想像をする事で、人を受け入れやすくする”

というものなんですが…出来るかこれ?

例えば、自分がのび太になったとして、ジャイアンにからまれた時に

「ああ、ジャイアンも家に帰ったら怒られてるよなあ…」

なんてイメージ出来るか?俺はちょっと無理。

それはコミュ障なのか?

本の八割方が終わるころになって、コミュ障深刻度診断が登場します。

まあ診断と言っても、深刻度は3段階ですし、4項目で判断する程度なんですけど。

(もっと早い段階で出てこいよと思いますが!)

その項目の中に「会議やプレゼンについて」というのがあるのですが、

「会議やプレゼンで緊張するか」ってコミュ障関係なくないか?

それ、どっちかと言うとプレッシャーの領域だと思うんですが。

 

あ、プレッシャーに弱い人はこちらもどうぞ。

 

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まとめ

時々突っ込みを入れたくなりますが、「コミュ障克服経験まとめ」であるのは

間違いないので、「どれが使えてどれが使えないか」考えながら読むべきですね。

場面ごとの対処法も書かれているので、「こういう時はどうも駄目」

という点だけ読むのもありでしょう。

 

 

 

 

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