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本読め!それも徹底的に! M.J.アドラー C.V.ドーレン「本を読む本」感想。

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M.J.アドラー C.V.ドーレン

「本を読む本

 

本を読む本 (講談社学術文庫)

 

 

 

を読んだよ!

 

著者の「アドラー」を見ると 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

を書いた方のように思われますが、別人でございます。

今回のアドラーさんはこちらです。

ja.wikipedia.org

さて、「本を読む本」のタイトルから何となく想像がつくかと思われますが、

この本は一般的に言われるところの「読書術」に関する本です。

「読書術」についての関する個人的な印象は、どちらかというと

読んだ後の「アウトプット」についてページが割かれていることが多いように

感じていますが、この本はさにあらず。ひたすら「読む」ことに特化しています。

 

そのためか、おそらく学校などで習う「読み方」とは違うことも多くあります。

一番衝撃だったのが

「知らない単語に出会ってもすぐに辞書を引くな」でしょうか。

大抵の学校だと、

「分からない単語がでたら辞書を引きましょう(いまなら「検索しましょうかな?)」

というところを「最初は表面的でも良いから最後まで読め」という感じで話し、

つまづきの元である分からない箇所は気にせず、通読しろというのです。

え、それでいいの…?と思ったのですが、この本では「本は徹底的に理解出来るまで

何度でも読む」ことが前提になっているので、1度飛ばしたくらいでは問題にならない

のですよ。

逆に言えば「何度でも読む」ことが前提になっている以上、

「早く読みたい人」や「大量に読みたい人」にはこの本のアドバイスは時間がかかり

過ぎるのですよね。もちろん、理解度をテストした場合はこの本に従った方が

良いのでしょうけど。

 

まったく本を読まない人には向かない本ですが、「読んだのに中身が理解できない…」

等とお悩みの方などはどうぞ。

「本の内容を理解するための読書術」は、これ一冊あれば大丈夫でしょう。

 

本を読む本 (講談社学術文庫)
 

 

 

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