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【書評】ひっこみ思案に信念を アンディ・モリンスキー『ひっこみ思案のあなたが生まれ変わる科学的方法』感想。

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アンディ・モリンスキー

『ひっこみ思案のあなたが生まれ変わる科学的方法』

 

を読んだよ!

 

  

ざっくりまとめ

ひっこみ思案のあなたのための「居心地のいい小さな世界」から踏み出す方法!

もうちょっと詳しく

先日、ドールオーナーのオフ会に参加してきまして。

 いやオフ会とか普通はそれなりに交流がある面々が集まるようなものなんですが

 という感じでして。結局、

 という始末。

いやほんとに、「何しに行ったんだお前…」と。

うちのこにも、

 と言われてしまう有様。

そこで今回の

「ひっこみ思案のあなたが生まれ変わる科学的方法」

 の登場となった訳です。

ひっこみ思案とは何か

「自分、ひっこみ思案で…」という人は多いですが、そもそも

ひっこみ思案とはなにか?という問題があります。

この本では

「ひっこみ思案=コンフォートゾーン(自分の力を実感し安心できる領域)から

出ることが出来ない」

としています。

そして、ひっこみ思案から抜け出すために

思い切ってコンフォートゾーンから踏み出す力(と勇気)が必要としています。

そう考えると、この本の隠れたテーマは「勇気の出し方」と言えるでしょう。

なぜコンフォートゾーンから出られないのか?どうすれば出られるのか?

5つの”出られない理由”

出られない理由として以下の5つが挙げられています。

①「そんな事をするのは自分らしくない」という自分らしさとの葛藤

②「そんな事をすれば嫌われるのではないか」という好感との葛藤

③「そんな事をする実力はない」という実力との葛藤

④「どうして自分が変わらないといけないのか」という憤りとの葛藤

⑤「そんな事をするなんて不適切だ」というモラルとの葛藤

 

この中だとオフ会の時は②が強烈に感じてたように思いますね。

(仕事に就けないのは圧倒的に③、それから少々の④ですかね…)

というか、③は”インポスターシンドローム”という医学的な単語があるとか

どうなってるんだ…。

3つの”出るための力の源”

出るための力の源として以下の3つが挙げられています。

①出るための信念

②出るための方法のカスタマイゼーション

③思い込みのマインドリセット

この3つのうち、②が一番多くページが割かれています。

カスタマイゼ―ションって何それ?となりますが、参考にしやすいのも

多く紹介されています。

例えば、言葉づかい・座る位置・ポーズ・会話のネタ用の小道具などです。

 

(…会話の小道具なんて、オフ会の時にめっちゃいいの持っていたじゃないか俺)

外に出たのはいいけれど

さて、

信念があれば外に出る気が起こり、

出るための方法を自分用に改造して、

偏った頭もすっきりして

万々歳!…で終わらないのがこの本の凄いところ。

本の9割ほど進み、いよいよまとめに入ろうかというところで

しょせん、コンフォートゾーンから出て行動を起こすことは

選択肢の一つでしかないので、どうするかはじっくりと検討して

決めるしかない。

念のためにいっておくと、奇跡が起きる場所はそこら中にある。

コンフォートゾーンの外でしか起きないと思うのは間違いだ。

そうきたか!

「思いきって踏み出せば大丈夫」や

「文句を言わずとにかくやってみなさい」

(私の意見では、この文言が誤解を生む大本命)

というように、コンフォートゾーン外に出て行動するのは案外簡単だ

と思わせる意見が大半を占める。だが、すでに学んだように、

「文句を言わずにやった」からといって、コンフォートゾーン外の

行動ができるようにはならない。それに、

そもそも思いきって踏みださないほうがいいケースもある。

そこまで言うか!

さっきまで散々出る方法を語っていたのに、ここにきて

「いや、出ない方がいい場合もあるよ」とは凄いな!

 

…で、結局どうすればいいんだって話になるんだが、そこは

どうするかはじっくりと検討して決めるしかない。

 って事なんだろうなと。

しかしそれはそれで、なんかこう放り出された感じが…となったところで、

力の源の一つ目「信念」 が重要になるんだろうなあ。

 

まとめ

”ひっこみ思案”について、どうしてそうなるのか・行動パターンから始まり、

脱出する方法から”脱出し続ける方法”まで丁寧に書いてある本です。

ややこしい文章でもなく、分かりやすいのでお勧めです。

 

 

 

 

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