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【書評】あなたは転売屋から買いますか? マイケル・サンデル『それをお金で買いますか』感想。

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マイケル・サンデル

『それをお金で買いますか』

 

を読んだよ!

 

  

ざっくりまとめ

「あらゆるものをお金で取引する」というのはありなのか?それを系統立てて考えよう

もうちょっと詳しく

NHKハーバード白熱教室で有名になったマイケル・サンデルさんによる、

善と市場取引の関係について書かれた本です。

テレビで最初の放送回からもう8年ですか…結構時間が経ちましたね。

当時何してたかなあ。

 

さて、この本で取り扱う内容を簡単にまとめると、

チケットの転売に代表される「お金を払って優先権を得る」、

不妊手術や成績優秀者に報酬を出す「お金で行動を促す」、

プレゼントに最適なのは物か現金か「お金で買えないものはあるのだろうか」

生死を賭けごとにするのはありか「生命保険とお金」

ありとあらゆるところに広告をだそう「名前とお金」

などです。見事に炎上しそうなものばかりですね。

 

個人的には気になるのは、一番最初に扱う優先権の話ですね。

この話は、本の中では「行列に割り込む」となっています。

「行列に割り込む」というのはかなり広い範囲のように見えますが、

テーマパークのファストパス

人を雇って列に並ばせる

転売屋

など身近な話が 例として挙げられているので、分かりやすいんじゃないでしょうか。

 

その他に「フィンランドではスピード違反の罰金は収入に応じて決まる」とか、

生命保険を売買する話とかは興味深いですね。

まとめ

こういう本は自分の考えをまとめたり、上手く言えない事を適切な文章に出来るように

なったりするのにお勧めです。

チケットの購入botとか限定グッズの転売や買い占めに対して、賛成するなりブチ切れる前に一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

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