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【書評】天才の頭の中を覗いてみよう! レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上・下)』感想。

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レオナルド・ダ・ヴィンチ

『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』

 

を読んだよ!

 

  

ざっくりまとめ

天才が残した研究メモは何を語るのか?

もうちょっと詳しく

ルネサンス時代の天才、モナリザの作者として有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの

残した研究ノートやメモをまとめたのがこの本です。

元となった研究ノートには絵もあるのですが、この本は基本的に文章だけです。

それでも膨大なためでしょうか、上下巻に分かれています。

上巻が主に画家としての側面、下巻が主に科学者としての側面について

まとめられています。

挫折しながら読んだので、短めにお送りします。

翻訳された方の訳し方が絶妙なのか、上巻の感想は

「天才は悪口を言うのも天才なのか?!」

ですけどね!

おまえは一生涯自分と一いっしょにくらしながら、しかしもまだ

おまえの一番沢山所有しているものを、

つまりお前の阿呆らしさを理解していないのを悟らないのか?

というか、なんか詩人に恨みでもあるんでしょうか。

もし画家が動物なり地獄の悪魔なりをかきたければ、

どんな豊かな創意をもって縦横に描くか、君は知らんのか?

これくらいは可愛い方ですよ。

それにしても、この人はありとあらゆる分野についての研究・考察をしています。

絵はもちろんの事、科学・工学・軍事に都市計画まで。

ほんとに一人の人間のやる量なのか?と思います。

そのすべてにおいて細かな観察がなされているあたり、この人の最大の才能は

その観察眼だったんじゃないかなあと思っています。

まとめ

かなり分量があるので読むのは大変です。

しかし、最大の関門は初版が1958年と昔なので、今では使われていない字体が

普通に使われているために読みにくい事でしょうか。

それさえ突破出来れば読みにくい文章ではないですね。

それでも、「面白いか?」と問われると微妙な気がします。

お勧めしにくい本ですね。

 

 

 

 

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