【書評】当時はふざけていると思われていたが、今はどうだろう? キンバリー・ヤング『インターネット中毒 まじめな警告です』感想。
キンバリー・ヤング
『インターネット中毒 まじめな警告です』
を読んだよ!
以前これや
これを
読みましたが、今回の本がこの分野の先駆けです。
日本で出版されたのが1998年。windows95が発売されてほぼ3年後にはもう
インターネット中毒という概念があった
というのが驚きですね。まだネットを使うと高額請求が来る時代ですよ!
まあそんな時代なので「廃課金」とか「ネトウヨ」とか「youtuber」とかも
まだいないのですが、登場する人は皆「チャット」やネトゲ(!)にはまり
人生を壊していきます。
もう「チャット」という単語が懐かしいですね…。
最近はweb上でサポートを受ける時などはチャットを使うところもありますね。
電話やメールに比べたらリアルタイム性などは優れていますので、
個人的にはメールよりも好きなんですが。
さて、「チャットにハマる」といっても程度がありますが、この本に出てくる人は
半端なくハマっています。
退学・離婚・解雇とまあここまでやるかと思いますが、いやあネットってここまで
ハマるもんなんだなあ…。
一方で「ネットをすれば誰でもハマる」という訳ではなく
「現実問題の逃避先としてのインターネット」という捉え方ですね。
そういう意味では酒・薬と同じ捉え方をしているようで、
ガチャ課金については存在してなかったこともあって研究対象ではありません。
出版から時間がたっている事もあって、
いま人が問題としているものとは少し違うかもしれませんが、
「最近スマホばかり見てる…」とか思いだした方は一度読んだ方がいいでしょう。
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