銀河英雄伝説2巻と8巻を読んだ人同士が分かる事と人類の強み
ついこの間、ヤングジャンプで連載中の藤竜版銀河英雄伝説において
読者に衝撃を与える話が連載されていた。
あまりの衝撃に嘆く人が続出したようで、Togetterにまとめまで作られていた。
もし、このまま原作の最後まで漫画が続くのなら、さらなる嘆きを味わうだろう。
そして、どちらも「読んだ人間ならわかる」「アニメで見た人間なら分かる」
のだ。
いまから30数年前、初めてその衝撃を味わった人間たちから今現在に至るまで、
同じ衝撃を味わい、同じように嘆く。
そしてそれを分かち合える。
それって人類の強みの一つなんじゃないだろうか。
一つの情報から同じ感情を共有し、それを仲間として分かち合う。
その情報が長期間保存されてまた新しい仲間を生む。
情報を保存できることと、初めてふれた人間でもすぐに共有できるって、
やっぱり人類すげえなあ。
そして何より、こうして多くの人間を動かせるものを生み出せるのって、
すごいよなあ。
で、この本を読んでたら「人間の知性の4つの要素」っていうのがあって、
まとめると
①「生成計算能力」
ほぼ無限に多様な物、言葉、概念を作りだす事ができる。
②「思考の自由自在な組み合わせ」
異なる領域の知識を混ぜ合わせる事が可能。
③「理知的シンボル」
現実および想像上の知覚経験を記号化して他者に伝える事ができる。
④「抽象的思考」
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚を超えて、物事を考える事ができる。
となるんだけど、「銀河英雄伝説2巻と8巻を読んだ者同士が繋がれる」事って
やっぱこの四つがあってこそだよなあ。人類すげえよ。
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