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【書評】デカルトさん、読みにくいです。『方法序説』感想。

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デカルト

『方法序説』

を読んだよ!

 

 

どうして読もうと思ったのか?

読書術の本に紹介されてたんですよ。

「我思う、故に我あり」という名言は知ってても、原作読んだ事ないんで

一度挑むことにしました。

大敗北したけどな!

 

ざっくりまとめ

「我思う、故に我あり」だけでなく、デカルトの自伝とも言える本。

超難解だけどな!  

もうちょっと詳しく

哲学者デカルトによって書かれた、「方法序説」です。ルネ・デカルト - Wikipedia

有名な「我思う、故に我あり」はこの中に書かれています。

全部で6部で成立しています。

自伝的要素も多いので、デカルト本人に興味がないと読みにくいです。

ただでさえ言い回しも難しいので、解読してる気分です。

そんな中で気になったものを紹介します。

本を読むべき理由と読み過ぎてはいけない理由

すべて良書を読むという事は、その著者である過去のすぐれた人たちと

会談するようなもので(中略)

ほかの世紀の人々と会談をするのは旅行をするのとほぼ同じだから。

(中略)

しかし旅行にあまり多く時間を費やすと、しまいには自分の生国では

外国人になってしまうものである。

さまざまな学問の利益を紹介しつつ、一方ではまり過ぎにも注意しています。

判断は純粋で確固としたものではない

われわれはみんな大人になるまえは子供だったのであり、いろいろな

欲望や教師によって傅育(ふいく)されねばならなかったが、(中略)

しばしば相互に矛盾し、またどちらもつねに必ずしも最善の忠告を与えて

くれたわけではない。

元が矛盾している上に最善でもないんだから、判断があやふやなのも当然

ってことですね。

「俺は苦労した、だからお前も苦労しろ」の誤りと人類の進歩

後からくるものは先人の終えた所から始め、こうしていくたの生涯と、

数多の人間の労作を合わせて、われわれ全体で、各人が別々にすること

ができるよりもはるかに遠くにまで進むことができるように

先人と同じ苦労をしても進歩しないし、ましてや苦労させるのは人類に損害を与える

行為ですね。

 

 

まとめ

はっきり言って読みにくいですし、疲れる本です。

ところどころに良く知られる名言よりもよい言葉もあるので、

一読の価値はありですね。

  僕が読んだのはアマゾンに無かったので、こっちを貼っておきます。

 

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