【書評】黄砂は砂だけじゃない! 岩坂泰信『空飛ぶ納豆菌』感想。
岩坂泰信
『空飛ぶ納豆菌』
を読んだよ!
ざっくりまとめ
納豆菌だって空を飛んでるよ!(ただし、他のものにくっついて)
もうちょっと詳しく
いくらなんでも「納豆菌が空を飛ぶ」なんて嘘やろ…と思ってました。
しかし、本当に飛んでいました。他のものにくっついてですが。
この他のものにくっついてが重要で、この本の本当のテーマはこの
「他のもの」です。
「黄砂にのる微生物たち」がサブタイトルとされていますが、こっちが本命ですね。
もっと細かく言うと、黄砂を含めた「空気中に浮かぶ個体や液体の微粒子」である
「エアロゾル」がメインです。
そこに大気、研究手法の話などが合わさって一冊の本となっています。
ぶっちゃけ納豆菌の話なんてほとんど出てこないです。
それを期待して読むと、外れを引いたと感じるでしょう。
それでも、「黄砂に微生物がくっついて飛んできている」という事だけでも
驚きだと思います。
オゾンホールについての話も興味深いので、大気汚染について考える時にでも
どうぞ。
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