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【書評】古代ローマ人は人生をどの様に捉えたのか? 『超訳 古代ローマ三賢人の言葉』感想。

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『超訳 古代ローマ三賢人の言葉』

 

を読んだよ!

 

  

ざっくりまとめ

キケロ、セネカ、アウレリウス。この古代ローマの賢者たちは人生を

どう捉えたのか。その名言をまとめてみた!

もうちょっと詳しく

登場する三人は、

マルクス・トゥッリウス・キケロ - Wikipedia

ルキウス・アンナエウス・セネカ - Wikipedia

マルクス・アウレリウス・アントニヌス - Wikipedia

です。

哲学者と皇帝とか不思議な組み合わせですが、この人材の豊かさが

古代ローマの強みなのかもしれませんね。

 

本の中身は各人の著作から名言を引用してまとめられたものなので、

それぞれの著作を読んだ事がある人にとってはあまり意味のないものですね。

読んだ事が無い人にとってはまあまあ面白いかもしれませんが。

それでも、いろいろな年齢を対象にしている感がするので読むタイミングによって

「為になる名言」が異なるので、全部読んでも納得できる部分を見つけるのに

疲れると思います。

 

個人的には、自分探しの旅に出る人に対して

そんな旅は無駄で、子供じみた遊びにすぎない。

とか

心を成長させたければ、旅に出るよりも、いまいる場所でできる

努力をせよ

なんて書いてあるのを見て「昔も自分探しの旅に出る人っていたんだ…」

ってちょっと笑ったり、

絶対の正義とは絶対の嘘であり、したがって絶対の不正なのである。

とかを見て、最近の「我こそは正義である!」とか思ってる人たちは

これを見てどう思うんだろうなあwとか考えてました。

 

 

 

まとめ

本全体としては項目数の割に文字数は少ないし、内容もいいとは思うんですが、

「面白いか?」と問われると「それほどでも…?」って印象です。

正直、「なんでこれを長い間”読みたい本リスト”に入れてたんだ?」と

不思議に思うくらいですね。

とはいえ、それぞれの著作に触れるためのとっかかりとしては良いと思うので

気になる人がいれば読んでみても良いんじゃないでしょうか。

個人的にはアウレリウスの自省録とか読みたくなりましたね。

 

 

 

 

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