ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』感想。
ヴィトゲンシュタイン
『論理哲学論考』
を読んだよ!
「語り得ぬものについては…」という言葉で有名なこの本。
今回の日本語訳では
語ることができないことについては、沈黙するしかない。
と、訳されています。
さて。
いつもは記事のタイトルに【書評】ってつけますが、今回はそういう訳に行かない。
なにせ碌に理解できなかったからな!
まじで難しいぞこの本。でも不思議と頭を悩ませたく魅力がある。
まず、この本はヴィトゲンシュタインが言いたいことが大きく分けて7つあります。
そのうち6つを紹介しましょう。
1.世界は、そうであることのすべてである。
2.そうであること、つまり事実とは、事態が現実にそうなっている
ことである。
3.事実の論理像が、考えである。
4.考えとは、有意味な命題のことである。
5.命題は、要素命題の真理関数である。
(要素命題は、それ自身の真理関数である)
6個目はどうやって入力すればいいのか分からなかったので、正確さに欠ける。
気になる人は現物を当たってほしい。
6.真理関数の一般的な形式は、こうだ。
[¬p、¬ξ、N(¬ξ)]
これは、命題の一般的な形式である。
本の中では1についてのコメントが書かれていき、
最後まで行けば2についてのコメントが…となる。
まあぶっちゃけ
何を言ってるのかさっぱりわからん!
これ理解出来るやつとかホントにいるのかよ…。
いやそれこそ研究者レベルじゃないと分からんのではないかこれ。
俺なんか1.1で挫折したぞ…(すなわち2行目である)。
ここからさらに語るのかよ…と思って頭を抱えたがとにかく流し読みして、
最後までたどり着いた。
そしてその最後の一文が
7.語ることができないことについては、沈黙するしかない。
お前ーーーーーーーーーーー!
ここまで散々語っておいて
最後の最後にそれかよおおおおおおおおおおおお!
となるのであった…。
ほんと「論考」の一番有名な台詞の登場がここかよ…。
これだけ散々語っておいて、語ることができない事があるってマジかよ…。
ホントに何をどう考えてたんだヴィトゲンシュタイン…。
という訳で、完全に挫折したのでした。
今後読もうと思う人は、理解しようと思ったらGWくらいではとても足りないので
覚悟してほしい。
それでもなお挑もうと言う人は、4.112のこの文章が納得いくかどうかで挑むかどうか
決めて欲しい。
哲学の目的は、考えを論理的にクリアにすることである。
哲学の目的は学説ではなく、活動である。
哲学の仕事の核心は、説明することである。
哲学の仕事の成果は、「哲学の命題」ではなく、命題がクリアになる
ことである。
哲学がするべきことは、ふだん、いわば濁っていてぼやけている考えを、
クリアにして、境界をはっきりさせることである。
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