【書評】自分は簡単に変えられる訳ないだろう! マーシャル・ゴールドスミス『トリガー 自分を変えるコーチングの極意』感想。
マーシャル・ゴールドスミス
『トリガー 自分を変えるコーチングの極意』
を読んだよ!
ざっくりまとめ
自分を変えるのは難しいけどやってみよう!
もうちょっと詳しく
自己啓発本はいっぱいありますが、「○日でできる!○○」とか「これさえやれば!」
みたいなのも結構あります。この本では「大人の行動改善は難しい」としたうえで、
改善するための仕組みをつくる事に全力を注ぎます。
大人の行動改善は難しい
著者は、大人が行動を改善する事の難しさをこう書きます。
大人が行動を変えることは、生きとし生けるものが達成しようとする
事の中で、もっとも困難であるとすら言いたい。
ここがこの本と他の本を大きく違う点ではないでしょうか。
同時に、そこまで複雑な方法を取らなくても可能だとも言っています。
しかし。
シンプルだからといって、簡単なわけではない。
何故行動は変わらないのか?
著者は、行動が変わらない理由を15個あげています。個人的にあるあるだったのが、
・今日は特別な日だ
・誰も私の事を気にしない
ですね。その他にも
・私は意志が強いから誘惑には負けない
・私は疲れを知らない、熱意が消える事もない
などもありました。他のは読むと図星すぎるので、ぜひ読んでたしかめてください。
計画は完璧だ!だが…
「一日に○○歩を歩けば、○○日後には○kg痩せられる!」
という計画を立てたけど、上手くいかないという人向けの章もあります。
「うまく計画どおりにいかないなあ…」とお悩みの人対して、ばっさりと斬ります。
一日がすべて計画どおりにいった試しがあったか?
一人の人間には「計画する人」と「実行する人」が同居していて、
計画する人としては優れているが、実行する人としては劣る
計画倒れして当然なのです。
まとめ
「何故人は変わらないのか?」から始まり、「変わるための仕組み」の作り方など
丁寧に書かれている本です。文体は読みやすいですが、毒舌成分もあるので
柔らかーく言ってほしい方にはちょっとおすすめしにくいかなあ。
まあお寿司のワサビくらいの感じなので、ほとんどの人は大丈夫でしょう。
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