その杖は脳にあるのかもしれない。「人生の目的が見つかる魔法の杖」 感想。
無事にパソコンも直りまして、読みたい本リストも見れるようになりました。
書評再開でございます。
ガチニート時代に読みたかったけどお金がなかった本シリーズ第45弾
西田文郎
「人生の目的が見つかる魔法の杖」
を読んだよ!
どうして読もうと思ったのか?
仕事は見つからない、なんで生きてるのか分からない。
そんな時にこの本のタイトルを見たら読みたくなって当然でしょう!
ざっくりまとめ
理屈の脳で探している限り、人生の目的や生きがいは見つからない!
意味がないから淋しいのではない。淋しいから人生に意味がないのだ!
がむしゃらになったら人生の目的や生きがいが見えてくる!
もうちょっと詳しく
能力開発研究所をやっておられる方による、「人生の目的が見つかる魔法の杖」と題された本です。
章立ては7個
序章を含めて全部で7章あり、その中でいくつかの節に分かれています。
節ごとに違うテーマによって成り立つエッセイ集ではなく、あくまで目印程度に
分けられています。
本の中身は?
「何故人生の目的が見つからないのか?」から始まり、
「人生の目的を見つけるにはどうすればいいのか」に終わる本です。
見つける方法について説明しているあたり、ものすごく親切な本ですね。
(もちろん、”○○というサイトを見に行け”というほどではありませんが)
同時に嫌な事も書いてあるので、手放しで全肯定されたい人、
”あなたは今のあなたでいいんだよ”という本を期待する人にはきついですね。
30歳までにある程度成功していない人は、50代、60代で大きく成功することはないし、いま人生の目的を持っていない人が、10.年後、20年後に人生の目的を持てるはずがないのだ。
気になるエピソード紹介
人間は放っておくと、自然とマイナス思考になる
放っておけば、たいていの人は知らないうちにマイナス思考になっている。「成功できる」と確信できす、「失敗したらどうしよう」と発想してしまう。(中略)「いかにしたら危機を回避できるか」―これこそマイナス思考の正体である。
人がマイナス思考になるのは当然なのだ。
自殺する人でさえ、幸せを求めるから死を選ぶのである
どんなにエラそうな理屈をこねても、「快=幸せ」をモチベーションにして生きていることに変わりない。だから幸せなんか大嫌いで、苦しみのほうが好きだという人も幸せを求めている。自殺する人間でさえ、苦しいから死ぬのではなく、幸せを求めるから死ぬのだ。
なるほど。確かに「楽になりたい」っていうよなあ。
あきらめる。それも徹知的にあきらめろ。
人生の目的が見つからないなら、そんなものを見つけようとするのはあきらめろ。(中略)
あきらめる。それも徹底的にあきらめろ。(中略)
人の心は、何かに徹した時に変わる可能性がある。
人生の目的を見つけると言っておきながら、目的を見つけるのをあきらめろというこの矛盾。しかし、あきらめる事によって「人生の目的が見つからない」という悩みからは解放されるだろう。
まとめ
さっくりときつい事かいていたりするので、やさしくはないですが親切な本です。
いきなり「そんなの考えたって見つからないよ」と言ってくるので、良く自己啓発で出てくる「本当の自分と向き合う」とか「自分の意識を内側に」といったようなものをやってみたけどいまいちだと思う人、この本が意外と合いそうな感じがします。
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