【書評】これは本当に片づけの本なのか? 小山 龍介『片付けHACKS!』感想。
小山 龍介
『片付けHACKS!』
を読んだよ!
ざっくりまとめ
片付けの本だと思った?残念自己啓発本だよ!
もうちょっと詳しく
「片付ける」と聞いて、何をしている姿を想像しますか?
まず一番は「部屋を片付ける」=掃除だと思います。
その次に「仕事を片付ける」でしょうか。
この本のタイトルから思うい浮かぶのは「部屋を片付ける」だと思いますが、
この本の実質は「仕事を片付ける」です。
全部で7つのチャプターで構成されていますが、部屋の片づけについて知りたい人は
最初のチャプターだけ読めばいいです。
後のチャプターは要らないので、この本も一緒に片付けてしまいましょう。
本当にこの本は片付けの本なのか?
この本で一番有益なアドバイスは、
頑張ってきれいな状態をつくればつくるほど、片付けの手間が増え、
整理するためのハードルが高くなってしまう。
(中略)
多少散らかっていても生活や仕事をする上で問題ない状態を基準とする
ゆるやかな片付けのルールをつくるのです。
だと思います。
ちなみにこれ、チャプター1の1です。
この後は本当に「片づけではない」情報で埋め尽くされていきます。
・アマゾンを自宅の倉庫にする
・パラレルキャリア
・縁側オフィス
・アプリ「Slack」
・仲間で一般社団法人をつくる
・雨雲レーダー
・季節の72候
・自撮り棒でジャーナリストになる
本当にこれ片付けの本か?というタイトルがいくつも並びます。
アプリ「slack」の話なんか、「メンバー全員にインストールさせる」とか
書いてありますからね。
まとめ
「片付け」=掃除という意味ではほぼ期待外れでした。
また、自己啓発本としても「メンバー全員にインストールさせる」とか
「社団法人をつくる」など突飛なものが多いので参考になるかちょっと
あやしいです。
個人的にはチャプター1しか役に立つ気がしないので、
あまりお勧めできない本ですね。
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