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【書評】テスト前でもなんとかなる! トレーシー・アロウェイ ロス・アロウェイ「脳のワーキングメモリを鍛える!」感想。

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トレーシー・アロウェイ

ロス・アロウェイ

「脳のワーキングメモリを鍛える!

 

脳のワーキングメモリを鍛える!  情報を選ぶ・つなぐ・活用する

 

を読んだよ!

 

脳トレとかの分野で時々聞く単語、「ワーキングメモリ」。

長期記憶でもなく短期記憶でもなく、脳が作業するときに使われる領域や動きなどを

さす言葉ですね。

それを鍛えよう!というのがこの本です。

 

365ページほどでそれなりに厚みがありますが、超やさしい本です。

大きく分けて3ブロックになっていて、

①ワーキングメモリはこんな事をしているよ。鍛えるといいことがあるよ。

②ワーキングメモリはこういう風にできているよ。鍛え方はこうだよ。

③全部読むのがめんどくさい?じゃあ鍛え方だけをまとめたよ!

こんなふうにきっちりと分けてくれています。

365ページも読んでいられるか!って言う人は、最後の③だけを読めばいいですよ。

 

それにしても以外なのは、

疲弊しきっているときに新たな運動を覚えるのは、

一連の動きを脳に焼き付ける最善の方法の一つだ。

え、疲れてるときがいいの?

感覚としてはどうにも納得がいかないのですが、疲れているとワーキングメモリが

弱くなって、直接動きを脳に叩きこめるとか…マジかよ。

それから

フェイスブックのメンバーである期間が長ければ長いほど、

ワーキングメモリが強化されていることが分かった。

…?どういうことだ?と思ったら、ざっくり言うと

「相手の投稿に適切なコメントをする」というのはワーキングメモリを活用する行為

らしい。…あーわかる。ツイッターだって「なんてコメントしよう?」とか

考えると割と頭使うよね。

それからゲーム。

以前読んだ

takanikoniko.hatenablog.com

には ゲームには良い効果があるみたいに書いてありましたが、

こっちの本だとワーキングメモリに対してどのような効果があるか、

より細かく分析されています。

テトリスのようなシンプルなゲーム、脳トレのようなゲーム、戦略を考えるゲーム

の3つに対して研究されています。

残念ながら「脳トレにはワーキングメモリを改善する」という証拠がないというね…。

 

で!

 

テスト前でもなんとかなる、手っ取り早く強化する方法

試験数週間前と前夜・試験当日に分けて書いてくれてるのでやるといいよ。

まあ「ピザを食うな」みたいにそもそも食わねえよ!みたいなやつとか、

「裸足でランニングしろ」とかちょっと無理かな…と思うやつもあるけど!

頑張ればできるのは

試験一週間前から、最低、七時間から九時間の睡眠をとる

とか、

試験当日には

目を閉じ、片脚で立ち、バランスをとる。

緑茶を一杯、飲む(もしくはコーヒー)。

試験中、すぐに答えが思い浮かばないときや集中できないときには、

いたずら書きをする。あるいは、足で静かにリズムを取り、

その拍子を頭に送る。

とかやると良いらしいのでお試しあれ。

でも、テストは日ごろの行いが一番の対策だからな!

 

そんなわけでワーキングメモリを鍛えるための情報がひとまとめになっているので、

興味がある方、ちょっと頭を良くしたい方などはお勧めしておきます。

 

 

 

脳のワーキングメモリを鍛える!  情報を選ぶ・つなぐ・活用する

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