鏡の向こうに映る人間が自分だといつから思っていた? ルネ・ザゾ「鏡の心理学」感想。
ルネ・ザゾ
「鏡の心理学」
を読んだよ!
「鏡の心理学」というタイトルだけ見るならば、
「私はこうなんじゃないか?」とか、「本当の私はこうなんじゃないか?」的な
分かりやすい心理学を扱う印象を受けます。
しかしこの本はそんな分かりやすいやつではなく、
実験と分析を繰り返し結論にたどり着くガチな方です。
この本は筆者が抱いた一つの疑問、
「なぜ赤ちゃんは鏡に映った自分を自分だと分からないのだろうか?」
から始まります。
鏡に映った自分を「自分だ」と認めるのはいつからなのか。
どの様な理由でそう判断できるのか。
鏡映っている世界は存在しないとして考え、回り込まなくなるのはいつからか。
こういった疑問に対しての研究・論文がまとまったのがこの本です。
全体の6割がいくつもの実験とそれに関する考察、残り4割が総括に充てらいます。
実のところ、読んでる途中で何度か寝ました…。
まあそんな感じなので、興味のない人にはトコトン面白くない本なのですが、
筆者と同じような疑問を抱いた事がある人はどうぞ。
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